『謝罪と不戦平和の誓い』碑について

〈碑文・日本語〉

 中国を侵略した日本軍731部隊は世界史上類をみない国家的犯罪を犯しました。

私たちは加害国の市民として、惨殺された抗日戦士をはじめ多くの罪のない中国人民とその遺族に対して、心から謝罪します。

 ここに歴史を教訓として後世に語り継ぎ、再び同じ過ちを犯さないことを誓います。

    2010815日      日本ABC企画委員会

〈建立の経緯〉

日本全国の人々に、731部隊の歴史事実を知っていただきたいと1993年から開始した「731部隊展」全国巡回展は、これまでに70万人近い方々が参観されました。

この731部隊展を通して遺跡保存のための募金が寄せられ、日本政府への謝罪を求める声が深まりました。私たちは、日本政府が正式に謝罪し賠償を行なうべきであると長年運動を続けて来ました。しかし、戦後60数年を経てなお、日本政府にはまったくその姿勢が見られませんでした。この人道に反する日本政府の姿勢が続く中、私たちは戦後65周年に当たり日本市民として謝罪の気持ちを表したいと『謝罪と不戦平和の誓い』碑を建立しました。

 とはいえ日本軍731部隊の犯した犯罪の重さを考えると、このような小さな「謝罪碑」で加害者としての責任が果たせたとは思っていません。本来は日本政府が事実を認め、謝罪をして建立すべきです。

 今日、多くの中国側関係者のご協力によってやっと完成した「謝罪碑」ですが、この碑文の文言については日中双方で十分に意見を交換したうえで作成したものですが、わずか四行の碑文に次のような様々な思いを込めました。

731部隊によって惨殺された烈士の方々への謝罪と同時に、日本の侵略戦争によって侵された全ての犠牲者に対する心からの謝罪。
②中国の方々にとっては「屈辱の遺跡」と言える731部隊遺跡を守って来られた平房区の人々への感謝の気持ち。
③未だ歴史事実を認めず謝罪しない日本政府に対する私たちの抗議。

 

謝罪碑は「731部隊展」を参観して寄せられた募金、謝罪碑建立の呼びかけに賛同して寄せてくださった多くの良心的日本人の募金で建立が実現し、2011年7月9日に当地で、日中関係者列席のもとに除幕式が挙行されました。(ただし、碑文には当初の設置を予定した2010年8月15日と刻まれています) 

しかし碑を建設したことで“謝罪が終わった。許していただいた”ということではありません。私たちはこの時点を新しい出発点として、被害を受けた中国の皆様の心の底を思いやる気持ちを持ち続けたいと決意しました。そのことによって皆様に信頼され、友好を深め、平和を創造し、子孫に明るい未来を作って行きたいと願っています。


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